私の子育て日記 長女の部活

手前みそで申し訳ないのですが、長女は高校時代、部活で(音楽系)全国2位だか3位だか4位だかを取りました。なんで2位か3位か4位かわからないかというと、ベスト4が選ばれて、その中から1位が選ばれて、残りはみんな同じ賞をもらうので、1位かそれ以外か、なんです。

 

中3の時に、その高校の学校見学に行って、部活の演奏を聞いて、”これがしたい!”って思ったのが、その高校を目指すモチベーションになりました。

 

高校1年の時の担任の先生が、男子サッカー部の顧問だったのですが、その先生に男子サッカー部より大変と言わしめるほどキツイ部活でした。

 

娘は「今日は部活で○○先生が来るから、集中しないといけないから、〇時間目は仮眠する」なんて言ったり、「テスト週間は部活が出来ないから、楽器をお借りして家で練習する。」なんて言ってましたが、

 

ん?あれ?進学校

 

って、なぜかツッコミどころまんさいな部活生活でした。(*'▽')

 

朝練もあり、午後もがっつりあり、土曜日は朝から夕方まで部活三昧でした。夏休みも毎日練習していました。小屋みたいな所で練習するのですが、公立高校なので、設備があまり整ってなくて、エアコンなんてもちろんありませんでした。これではあまりにかわいそうだと思って下さったのか、長女の何歳か上の先輩のお母様が、扇風機を寄付して下さって、そこで練習していました。

 

そんなんなので、成績はいつも後ろの方から「待って~」ってついてってる、それどころか、よく進級出来たね。って思えるほどでした。

 

みんなで合奏するので、人間関係のごたごたもあったみたいです。って、みたいって書いたのは、うちの娘って、幸いなことに、人の悪意にあんまり気が付かない、鈍感力の持ち主なのです。友達に「○○ちゃん、今、怒っていいところだよ。」なんて言われても、当の本人は「?」って子だったので、なんとか続けられたのだと思います。

 

女子の集団だったので、時には雰囲気が悪くなって、ピリピリしたりすることもありました。また、先生も、ものすごく厳しかったみたいで、「今日、先生が○○ちゃんにものすごく怖かった。」みたいな事も言っていました。

 

次女は吹奏楽をしていたのですが、次女の所では顧問の先生がするような、楽譜を準備したり、パートごとに譜面を書いたりとか、部活の運営に関することも、長女の部活は、生徒それぞれに係があって、そこでも、もめたりしました。せっかくみんなの意見を聞いて、「じゃあそれはこれでいこう!」って決まったことを、後から文句言って、くつがえす子もいました。

 

毎日毎日長女の部活の話を聞いてやりました。私も、会った事はなくても、登場人物の名前をすっかり把握していました。「ねえお母さん、どうしよう。」って相談されたら、「困ったねえ。どうしようねえ。」って、娘と一緒に考えました。

 

それでも、長女は、勉強がめんどくさいと言うことはあっても、(#^.^#)部活を辞めたいとは一度も言いませんでした。

 

ちょうどそのころ、先生たちの働き方改革で、部活の時間を減らしましょうって事になりました。長女たちの思いは、「やった~(^^♪」ではなく、「困ったね。*1」でした。全国大会間近の夏休みに部活の時間を減らされるとは・・・

 

全国大会で4位までに入ると、ご褒美公演で、もう一度東京で演奏させてもらえるのですが、長女たちは、それを目標に頑張っていたので、練習時間を減らされるのは、大ダメージなのです。

 

長女たちの学校は進学校なので、部活は高校2年の3月までって決まっているのです。2年生は、1年生と一緒に1月の県大会で1位をとって、全国大会の出場権を得て、そこで後輩に席を譲るのです。なので、せっかく先輩と、入ったばっかりの自分たちで得た全国大会出場を、自分たちの練習不足で無駄にすることは出来ないのです。

 

で、彼女らは考えたのです。

 

それぞれのパートで、誰かのおうちに集まって練習しよう!って事になりました。

 

長女はしょっぱなで、2人で揃えてソロで演奏することが決まっていました。なので、その子のおうちに行って、練習することになりました。

 

でもね、長女の楽器はとっても大きいのです。電車やバスでは運べないのです。(;_:)

 

で、長女に楽器を運んで欲しいとお願いされました。

 

うちから長女の学校まで車で30分、そこからお友達の家まで20分ほどでした。そして居場所のない私は、一旦家に帰り、30分ほど家事をして、(その時、息子はお留守番が出来たから良かった。)また、お友達の家に長女を迎えに行くって生活を、夏休みの全国大会がある日まで続けました。

 

私の心は、全然美しくないのです。ただでさえ忙しい夏休みに、やっとれん!!って思ったけど、長女が「お母さん、お願いします。」って頭を下げてくれたから、出来たのかも知れません。

 

苦労の甲斐あって、おかげさまで、長女とお友達のソロはピッタリ合って、長女の学校は2位だか3位だか4位だか(それ以外ってやつですね。)を取ることが出来ました。

 

全国大会は、うちからとっても遠い所で行われたので、見に行けなくて、後からDVDを見せてもらったのですが、長女に「東京で公演出来たら見に行くね」って約束していたので、東京に見に行きました。

 

でね・・・

 

恥ずかしながら、長女たちの演奏が始まったら、わたくし大号泣。涙腺崩壊しました。とういうかオエツもあり。ちゃんと見ろよ!ってあの時の私に言ってあげたいくらいの泣きっぷりでした。

 

近くにいた小学生のぼくちゃんに、なんでこのおばさん、こんなに泣いてるんだろうってけげんな顔をされるくらいでした。(*^▽^*)てへ。

 

なんで泣いたんでしょうね。

 

頑張ってた長女を、ずっと見てたからなのか、頑張った私への涙だったのか、わかりません。

 

今思えばですけどね、楽器こそ演奏しないけど、私も長女のサポート係として、一緒に部活に参加していたような気持ちだったのかも知れません。野球の強豪校に入った子供を、甲子園に送り出すお母様と、同じ気持ちなのかもしれませんね。

 

子育てって、子供が育つのを支える係ですよね。子供と一緒に勉強も部活も、支え係りとして、私も経験させてもらえたのかも知れません。

 

子育てしながら働いている人って、きっと時間の使い方が上手なんだろうなってホントに尊敬しますが、私は出来ませんでした。

 

結婚して25年ほぼ子育てしかしてなくて、最近子供の手が離れてきて、私の人生なんだったんだろう・・・って時々思うのです。

 

夫はフツーのサラリーマンなので、経済的にもいっぱいいっぱいで、長女が小学生の時は、ダイソーで問題集買って勉強させてたり、次女の勉強も、間違えた所を裏紙に書いたり、手作り満載の子育てでした。塾もほんとに最低限、どうしても必要と思った時しか、行かせてやれませんでした。

 

もちろん、自分の欲しいものもなかなか買えなくて、最近、なんか私ってかわいそうなのかもって思ったりもしました。

 

でも、子供と一緒にもう一度、勉強や部活を一緒に経験できたのかもしれないです。今なら上位の高校に入れるかもしれん。(需要も供給ないけど。(*^▽^*))あは。

 

それも良かったのかな・・・大変だったけど、いっぱい思い出出来たからな。

 

でも、これからは自分の好きな事するぞ。うふふ。

 

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