私の子育て日記 長女➂

長女の高校受験のお話です。

 

長女は高校受験するまでは、親の言うことを聞く従順な子供でした。いつ大きな落とし穴があるか、つねに母はびくびくしていました。

 

娘は中3の時に、何校か友達と高校の説明会に行きました。私も、1校一緒に学園祭に行きました。校舎の上の方からつるされたクラスごとの大きな旗が、パタパタと風にはためき、おばさんが見ても、わくわくするような学園祭風景でした。長女が開口一番「決めた!○○ちゃんここにする!」と言ったのです。私は「え、あんたがここにすると決めても、向こうさまはどう思うか・・・」と思いました。中三になって、体育が3、そして数学がちょっと苦手になったし、中三になると周りの子も頑張るから、ちょっとその学校には通知表が気持ち足りないような・・・それに、ちょっと家から遠いし・・・(お弁当を作るのに、母ちゃんは今よりずっと早起きをしなくてはならないし。(;_:))色んな心が母ちゃんをよぎりました。

同じぐらいのレベルで、家から近い所はたくさんあるのに、よりにもよってここ・・・

 

聞くと、説明会でどうしても入りたい部活を見つけてしまったそうです。そして学園祭のわくわくムードで、志望校が確定してしまったようでした。

 

私は、ほんとはその学校には、最初はあんまり賛成ではありませんでした。でも、長女は、どうしてもここが良かったようです。多分ギリギリだったと思うけど、本当に頑張って合格しました。(^O^)/。

 

偏差値70の公立高校です。でもね。ほんとはね。県で1番の高校に、母は入って欲しかったんです。今思えばずうずうしいけど。でへ。

 

ただ、長女は一番の高校の説明会にも行って、文化祭にも行って、それでやっぱり違うって思ったのです。

 

でも、後からこれで良かったと思う日がやってきました。

 

長女は、念願の高校で、念願の部活に入り高校生活を始めました。その部活っていうのが、文科系なんだけど、男子サッカー部より大変と言われていて、全国大会常連校で、朝練もあるし、(母ちゃんもっと早起き(´;ω;`))テスト期間中は部活が出来ないので、楽器を学校で借りて、家で練習して下さい、テスト期間ってなに?って疑問詞のつく部活でした。加えて、初電車通学で朝早く、帰りも遅く、入ってしばらくは制服のまま、ソファーで寝てしまう長女を、夫と一緒に手と足を持って、死んだ人状態で、お布団まで運ぶほど、ハードな生活でした。そんな長女に、勉強をする余裕はありませんでした。(;_:)そして、初中間テストで、長女はクラスで最下位をとってしまいました。次女の時にも書いたけど、こんなに部活が大変なのに、勉強のことまで言っては、長女を追い詰めると思い、四の五のいいませんでしたが、本人もケロッとしてて、「最下位だった~。ビリギャルだね。でもギャルじゃないからただのビリ(*^^*)」ってなんだか楽しそうでした。それまでずっと優等生でいい子にしてたのに、なんだか違う自分になれたのが、うれしかったのかもしれないと思いました。残念なことに、長女はそれをぺらぺらと嬉しそうに人に話してしまい、それが、2年生になってクラスの噂になり、進学校なので、ちょっと変な人認定されてしまって、後に嫌な思いをすることになってしまいました。(これは後日)

 

部活は本当に頑張ってて、部活のために授業中に仮眠を取るという技も身に着けました。(*^^)v部活に切磋琢磨出来る仲間も見つけました。

 

本当に、娘は自分で決めた学校に入れて良かったです。

 

こんなこともあるんですよ。

 

長女の回りには、せっかくいい高校に入れたのに、途中でやめちゃった子もいました。よく聞くとね、結局親の意思で入って、「なんでこんな学校に入っちゃったんだろう」とか、みんな勉強が出来る子ばっかりだから、成績が悪いと、親が中学の時の調子で上から怒ったり、時には手をだしたりもあると聞きました。偏差値で決めて入ったから、入ってからの本人のモチベーションが無く、学校に来れなくなっちゃう子も、学年で何人かはいたみたいです。

 

ギャル無しビリだけど、元気に明るく学校に行けて長女は良かったです。(*^^)v

 

ちょっとだけ、老婆心ながらお伝えしたいことがあるのです。

 

小学校の高学年から、中学生、高校生って、それまで親の言うことを聞いてくれたのに、聞いてくれなくて、むかついちゃうことありますでしょ。でもね、それはね。お母さまがちゃんと育てたから、ちゃんと脳のしわが育って、自分でどうしたいか考えれる大人に一歩近づいた、すばらしい成長と思って、心配したり怒ったりなさらずに、子供にどうしたいかよく聞いて、お話ししてあげて欲しいです。その子その子によって成長は違うので、こういうもんだとも断言できないのですが。

 

私の母は、子供の反抗期を認められなった。いつまでも親風吹かせたかった。だから、親子の確執が生まれてしまったのです。そんな思いをする方がないように、大きなお世話だけどお伝えしました。m(__)m