私の子育て日記 私の宝物

子供のお手紙とか書類を入れる引き出しの一番下に、私の宝物入れスペースがあります。宝物と言っても金目のものは一切ありません。(ぴえん)

 

子どもとの思い出の品で、小さくてなくしてしまいそうな物たちが入っています。

 

これはその中の一つなのですが、次女が高校の時、修学旅行で北海道に行って、小樽で作ったオルゴールなんです。カメさんが泳いでる姿らしい(?)のですが、特に傑作でもない、なんてことないオルゴールです。

 

なんでこれが私の宝物かというと・・・

 

もう、20年以上前になるのですが、

 

長女は主人の両親にとっても、私の両親にとっても、初孫だったので、そりゃあもう大騒ぎさって感じで、たいそう大切に扱われました。出産のため私は実家に帰っていたので、私の両親や、毎週来る夫に、たくさん抱っこされました。なんなら私の出番は、あんまりなかったかも知れません。

 

母乳とミルクの混合だったのですが、ミルクを作って飲まそうとすると、夫とか母が、「飲ませるからいいよ」なんて言って、飲ませてくれて、飲んだ後の哺乳瓶を私に「はい」って渡される。機嫌のいい時は抱っこしてて、「くさいからおむつかえた方がいいよ」って、はいって渡される。主人と母はいい役ばっかりで、ミルクを作るとか、哺乳瓶を洗うとかおむつかえるとか、私は雑用係でした。

 

色んな人に抱っこされるので、小さい頃は全然人見知りしない子で、後追いも主人にして、私はなんだかちょっとさみしい気持ちになりました。

 

なので、次女が出来た時「この子はお母さんが大好きな子になりますように」って願いました。

 

そしたらね、ホントにそんな子が産まれました。

 

パパが抱っこすると泣く、私がいないと泣く、ミルクは嫌いって赤ちゃんでした。

 

1才の誕生日に写真を撮りに行った時も、一人だけの写真が撮れなくて、結局目にいっぱい涙をためた写真を(泣いてないからよしとした)引き伸ばしてもらいました。

 

それからも、内向的で人見知りな性格は変わらず、幼稚園では泣かずに行った日を数える方が早いくらい、毎日泣きながらの登園でした。泣きすぎて吐いた事もあったみたいです。

 

行ってしまえば元気になるのですが、時々私の事を思い出すようで、幼稚園の元気な男の子たちが、長女を見ると、次女の真似をして、「ママー、ママー」ってひやかしたこともあったと長女から聞いています。

 

私が変な事を願ったからかと心配しました。

 

次女の人見知りは小学校に入っても続き、小学校に行く前には緊張からなのか、毎朝洗面所で「おえっ」ってしてました。私はずっとずっと次女の事を心配していました。

 

大体、3学期になる1月ごろになると、やっとクラスに慣れてくるのですが、次の年度が始まると、また次女のおえおえは続くのでした。

 

おえおえしないで学校に行けるようになったのが、小学校5年生ぐらいでした。

 

長女の小学校の先生に

 

「10才までは膝の上」って聞いていましたが、本当に4年生の3月で10才になり、5年生ごろから、学校生活に慣れてきました。

 

でも、5年生のキャンプから帰って来て、普段はそんな事言わないのに、「ちょーやだった!!テレビもスマホもないんだよ!疲れた!!」なんて、不機嫌に八つ当たりをされたのですが、もしかしたら初めての2泊3日の集団生活に、ストレスが溜まっていたのかな?なんて思いました。

 

中学の修学旅行も「おかあさんに会いたい。おうちに帰りたいって思ってた」なんて言うし、中3の時はクラスにも馴染めませんでした。

 

それが、やっとやっと高校の修学旅行で初めて「楽しかった~」って帰って来て、「はい、おかあさんにお土産」ってくれたのが、このカメさんのオルゴールです。

 

このカメのオルゴールは、次女がやっと学校に馴染めた記念のオルゴールなんです。

やっと心配しなくてもいいかな?(仮)記念のオルゴールなんです。

 

それからだんだん次女は友達が増えて、大学では部活でジャズバンドのリーダーになり、みんなで旅行に行ったり、周りにも恵まれて、のびのびと自分の意見が言える子になりました。なんと!人前に出るのが苦手な子だったのに、最後のコンサートでは、MCもしたんですよ。あのおえおえ娘が!と思うと、びっくりです。

 

逆に長女は、小さい頃はものすごく活発な子で、毎学年学級委員をするような子だったのに、今は「自称陰キャ」らしく、おとなしいって周りから思われているようです。

 

人間って変わりますよね。

 

そういう私も、今となっては黒歴史だけど、マハラジャのお立ち台でフォーフォーしてました。でも、今は普通のお母ちゃん・・・

 

なんで変わったかっていうと、子供は日々成長してるって事と、周りの環境じゃないかと思います。

 

今、子育てに奮闘して、悩んだり心配したりしているお母さま方も多いと思います。

 

「安心してください。変わりますよ」って言ってあげたい。ついでに、次女のおえおえに悩んでいた、あの時の私にも言ってあげたいです。

 

母ちゃんが子供を信じて、愛情を持って育てていれば、いつかちゃんと子供はそれぞれの花を咲かせるのではないかと思います。(あ、まだうちの子もツボミだったりするのですが。てへ)

 

ただ、もう一つ24年の子育てを通して思った事を付け加えるなら、しんどい時も、後になってみたら私の宝だった。怒れちゃうときも、悲しくなっちゃうときも、たくさんあったけど、その時その時一生懸命育てた(はずですが・・・?)自分に◎あげたいなって思います。(くれぐれもまだ途中ですが(*'▽'))

 

子育てって、学校では教えてくれないですもんね。子供が10人いたら、10通りだし、100人いたら100通りですね。正解ってないのかもしれないし、全部正解なのかもしれませんね。でも頑張ってる自分に〇つけて、頑張り過ぎず頑張りましょうね。

 

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