私の子育て日記 子供は預かりもの

神社のご利益

長女が大学入試の時に、私も一緒についていきました。試験を受けている時に、観光しようと思っていたら、長女に「合格祈願をしてきて。」と言われました。お陰様で、長女は志望校に合格しました。なので、次女の時にも行こうと思いました。

 

でも、ほんとの事を言うと、私は、次女がその学校を受験するのは反対でした。なぜなら、家から遠いからです。長女の大学は、家から新幹線で日帰りで行ける距離だったのですが、次女の選んだ大学は、飛行機で行かないといけない。もし、病気になったら、すぐに行ってやれない。ここでも過保護発動しちゃってるんですよね。(*'▽')

それに、そもそも、合格しそうな地元の大学を受けると言っていたのに、最後の最後で、「やっぱりこっちにする」って言いだしたんです。夏ごろから、そこを目指して勉強してたのですが。模試の判定はD判定。きっと無理だろうし、もし間違って受かったら大変と思いました。

 

受験の日、その地域では、とっても霊験あらたかな神社に行きました。そして、神社で「お願いです。不合格になりますように。」ってお願いしたんです。(*'▽')神様もなんじゃこいつって思ったかもしれませんね。

 

でもね・・・さすが神様。神社で祈ったあとにハッと気づいたのです!

 

ちがうじゃん!

 

長女が産まれる前、江原先生の本に、「子供はお預かりもの。盲導犬を育てる人のように、たくさん愛を与えて必要な事を教えて、世の中に送り出すのが母の役目」って書いてあって、確か長女のマタニティーノートにも、自分で「大切な預かりものの子供を大切に育てます」って、私豪語してました。はい。(#^.^#)

 

長く子育てをすると、いつの間にか、子供を自分の所有物と勘違いしてしまう時があるんですね。毒母にされて嫌だったことを、私もしそうになりました。子供は子供の人生だから、それが輝くように手伝うのが親の役目なのに。(;_:)

 

私、違ってた!って気づいたら、雲に隠れていたお日様が、すーっと顔を出しました。まるで、よく気づいたね!って言ってくれているみたいでした。

 

試験が終わって、帰りの飛行機が、雪のためとっても遅れました。長いこと機内で待たされて、気分が悪くなる人もいました。次女の隣に座っていた男の子が、うつむいていたので、「大丈夫?」って声をかけました。幸い、何ともありませんでしたが、そこから、少しお話が出来ました。やっぱり、次女と同じ大学を、一浪して受験したそうです。聞くとその子は農家の子で、農業がもっと楽になるように、農業の効率化の勉強したいと、高い志を持って受験したそうです。

 

祖父の実家は大きな農家でしたが、農作業が忙しい時、冠婚葬祭など、本家でなくても嫁はお手伝いにいかなければなりませんでした。祖母が田植えのお手伝いをしていたのを、子供のころ見たことがあります。本家の嫁ならもっともっと大変だったと思います。

 

そんな親の姿を見て、お母さんが楽になるように、農業の道を志したのでしょうかね。なんとすばらしいぼっちゃんだ。私が神さまだったらこういう子を合格させてあげたいと思いました。ちなみに、いやらしい心が働いて、「お母さんはなんて言ってるの?遠くに行くのは心配だとか言ってない?」と聞くと、「母は自分の好きな事をしなさいと言ってます」って、母ちゃんも出来た人だった・・・(*'▽')

 

結局、私の祈りが通じたのか(?)次女は不合格で、後期受験で、隣の県の国立大学に入学しました。そもそも、ほんとは現役の時には、そこが第1希望だったので、おさまるところにおさまったのかもしれません。それに、今いい友達も得られて、やっぱり縁があるところにいくのかと思います。

 

そういえば、受験の前日に次女が大学の下見に行きたいと言い、試験会場を見に行きました。その時に、歩道は雪が残っていて、カチカチに凍っていました。そこで、なんと足を滑らせて、後頭部を打ってしまいました。(´;ω;`)しりもちで済むかと思ったら、ゆっくりと後頭部まですべってしまいました。年ですね。(*^▽^*)次女も私もダブルですべってしまった・・・( ;∀;)