私の子育て日記

私の若かりし頃の家出の話です

他の所でも書きましたが、私の母は、私から見たら、今で言う毒親でした。でも、祖母が面倒を見てくれていたので、祖母が20歳で亡くなるまでそんなにダメージはありませんでした。

 

中学生の時、母と親子喧嘩をしました。ま、それくらいのお年頃ですもんね。で、腹が立って家を飛び出しました。母は、ちょっと離れて後ろをついてきました。後で聞いたのですが、祖母がついて行くように言ったようです。とっても怒っていたので、ついてこられても、で?って感じで、私はずんずん一人で暗い夜道を歩いていきました。どこにいくつもりもなく、30分以上は歩きました。

 

ここで、母の毒ぶり全開なのですが、気づいたら母は帰ってしまったのです。暗い田舎の夜道で、中学生の女子1人、放って家に帰りました。

 

しばらくして、私も歩き疲れてそっと家に帰ろうとしました。そしたら、祖母が仲良くしている裏の人に車を出してもらって、探しに行こうとしている所に、ばったり出くわしたのです。行って戻って1時間ぐらいは家をあけていたと思うのですが、ほんとに心配していたと思います。その祖母の心配そうな顔を見て、悪かったな・・・(T_T) この人に、もうこんな顔をさせてはいけないな(;_:) と、心から思いました。祖母は何してたの!とか何にも言わず、ただ安心したようでした。

 

その後家で、母が「あのままついてっても、きっと無理だと思ったから、帰って来た」とか、何か言い訳めいた事を言っていました。

 

もう40年以上も経ちますが、あの時の心配そうな祖母の顔を、私は未だに忘れませんし、一生忘れないと思います。それに、それからは、家出するなんてことは一度もありませんでした。祖母のあの顔は、1000の言葉より説得力のある”愛”でした。

 

去年の夏母が亡くなって、色々考えることはあります。母からもね、学ぶことはあったんですよ。私には必要だったんですよ。うちの子たちは、私の子供時代と比べたら、全然違う子になってるのは、そこから学んだから、苦しみから学んだからなんですよ。痛い思いもしないと痛い人の気持ちはわからないでしょ。でへ。(*^^)v

 

でもね、自分が母としてどうありたいか、子供にどう接するか、お手本は祖母だったような気がします。

 

母ちゃん、ごめ~ん。(*^▽^*)