たしか、長女と次女が幼稚園、息子が赤ちゃんだった時のことです。
3人の子育てはとても大変で、毎日毎日疲れ果てていました。些細なことで長女を怒ってしまいました。長女は何度も「ごめんなさい」と言いました。私は疲れていて「いいよ」って言ったんだけど、それでも長女は何度も何度も「お母さんごめんなさい、ごめんなさい」って繰り返しました。あんまりにも、何度も長女がごめんなさいを言うので、なんだかこっちの方が、些細なことで怒ってしまい、申し訳ない気持ちになり、
「ううん。お母さんこそ怒ってごめんね」って、長女にあやまってしまいました。多分、疲れて不機嫌な私を見て、まだ怒ってるのかと思って、何度もあやまっていたようでした。
ほんとはね。たいしたことじゃなくて、こんなことで怒ってしまった、私の方が悪いんです。(;_:)ただの八つ当たりにちかいものだったと思います。でもね、人間だもの。(あれ？みつお？)心とか体とか疲れてると、人にやさしく出来ない時ってありませんか？多分、それだったんですよね。ほんと申し訳なかった。
話は代わりますが、先日亡くなった両親が夢に出てきました。生きている頃は、毎日ケンカ。よくもよくも題材があるなと思うぐらい、お互い派手に相手をあげつらって、なんとか私を味方にしようと必死でした。毎日毎日親の夫婦喧嘩の間に入る娘は、ほんとに辛かったし、なんでこんな愛の無い親の元に生まれてきたのだろうと、嘆く毎日でした。
でもね、夢の中では仲良くしてたのです。私は父親と思考が似てるのでよくわかるので、母に「お父さんは、お母さんにかまって欲しいからいろいろ言ってるんだよ。お父さん、お父さんってチヤホヤしとけば、機嫌がいいんだよ」と言いましたが、その時は、結婚前でわかってなかったけど、親子より夫婦の方が難しいですよね、母は「そんなこと言ったって・・・」と聞く耳持ちませんでした。もう二人とも他界しているので、答えは出ませんが、もしかしたら、似た者夫婦だったのかもしれない、そんな事を思いました。愛しているからこそ相手を自分の思い通りにしたい、与える愛ではなく、奪う愛だったので、お互いに衝突があったのかもしれないと思いました。お互いに相手に依存していたのかもしれないとも。そして人の言葉って、時として心と反対の時があるのかなとも思いました。大好きなのに、相手が嫌がる事を言ったり、うざいと思いつつも、我慢して付き合ったり・・・人間てめんどくさい生き物ですね。
またまた話が飛ぶのですが、主人がコロナの陽性になり、ホテル生活をしていた時に22歳になる長女と、主人に電話をしました。主人は、大体朝は不機嫌に起きてきて、仕事から帰ると疲れて不機嫌な顔をして、週末は寝てるかゲームしてるかです。「朝ぐらいテンションあげようよ!」って私が言い、何度もめたことか。もうあきらめましたけど。でもね、コロナの療養中はとってもやさしかったんですよ。長女もいつもと違うパパにびっくりしていました。
やっぱり、人間って疲れてるとやさしくできないのかな、ってちょっと主人の事も考えられることが出来ました。あと数年で定年。若い時みたいにいつも元気ではいられない。朝の不機嫌がもしかしたら、主人流の依存なのかもしれないと思いました。
夫婦って理解して、受け入れるのも大切なのかしらねえ・・・
お陰様で、数日前に出所(#^.^#)して、その日はホテルの写真とか機嫌よく見せてくれたけど、次の日からまた、不機嫌な顔して会社に行き、ふきけんな顔で会社から帰ってくる元の主人に戻りました。
でもさ・・・もう受け入れようかな。あの時に疲れた私に必死であやまってくれて、癒してくれた娘を見習って(*'▽')
あ、子育ての話でした。子はかすがいってことでお後がよろしいようで。(^-^)v
