私の子育て日記 仲直りの方法

長女が高校生の時に、些細なことで喧嘩をしました。それも、長女が学校に行く前にです。

 

たまたまその日、子育ての勉強があったので、先生にお話しして、アドバイスを頂きました。先生は、私の話をよく聞いて下さり、「あのね、あなたは悪くないと思うわ。悪くないと思ってるでしょ。でもね、こちらから○○ちゃんに謝ってはくれないかしら?」と言われました。私は、”ん?”って思いました。なんで私から謝らなければいけないの?って、思いました。

 

でもね、先生が言うんだから、仕方がないわって思ったのです。ただ、直接謝るのは、なんだかしゃくに触るので、ラインで、”今朝はごめんね”って送りました。

 

そしたら、すぐに、”こちらこそごめんね”って返事が来ました。やっぱり、先生に言われた通りにして、良かったなと思いました。だってケンカの原因は、本当に本当に些細な事だったのですから。そして、それからその日は心がスッキリして、もやもやが吹き飛んだ気持ちでした。たった4文字 ”ごめんね” が言えない時って、生きていたらなんどもありますよね。先生が、こちらから謝りましょうって言ってくれて、良かったのです。もし、あの時ラインをしていなかったら、その後もずっとモヤモヤした1日になっていたと思うのです。

 

人間って、みんな自分が正しいって思っている。そうじゃなければ、生きていけない。って、どこかで聞きました。私も、私の正義があるのだけど、一旦置いといて、相手の正義を理解するのも、ありなのかも知れません。ケンカとか、大きく考えれば戦争って、結局自分が正しい、相手は間違ってるって思ってるから、長引いてしまうと思います。

 

また、母の話ですが、母はごめんなさいが言えない人でした。母の口癖は「そんなこと言ったって・・・」「だって・・・」「でも・・・」でした。時には、口先では「ごめんなさい」って言ってるけど、心が伴わない人でした。なので、結婚前は、父と母、私と母、弟と母と、母中心にケンカが絶えませんでした。

 

私もね、昔は青かった。仕事で注意を受けても、聞けない時もありました。みなさんは、そうではないと思いますが。それで、悩む事もありました。でもね、ある日読んだ本に、すごいことが書いてありました。仕事で注意を受けても、言い訳してるともっと怒られる。素直に「はい」って聞くと、もう怒られないって書いてありました。ほんとにそうでした。ま、長々、がたがた言いたい人もいますけどね。(*'▽')仕事で注意を受けたら、「はい、これから気を付けます」って言って、二度と同じ失敗をしなければ、それでは注意を受けないですもんね。損みたいだけど、失敗しないように気をつけて、良く気がつく人になれば、自分のポイントアップぐらいに思えるようになりました。

 

でね、子供の話ですが・・・私の親世代の人たちって、子供は、親の言うことを聞いて当りまえって思っていて、子供に謝るなんて!って思ってる人たちが、多いような気がします。でもね、これも子育ての勉強で聞いたのですが、間違っていたら、子供に頭を下げられる親の方が、子供は尊重されているって思うらしいです。ついつい子育てしてると、自分の所有物みたいに勘違いしてしまう時が、私もありました。でも、子供は親とは別の人格ですもんね。考えが違う時もありますよね。

 

ただね、こんなことがあったのです。

 

先日、年配の方と、ちょっと言い合いみたいになりました。私は、今まで言いたいことが言えなくて、人の意見を聞いて、飲み込んでしまう方なのですが、積年の思いがあり、もういいやって思って、とうとう言ってしまいました。その方はね、あんまり何にも考えず言いたいことを言う人で、何度か嫌な思いをしました。そのことを伝えると、すっかりそんなことは忘れていました。(T_T)でもね、「あら、悪かったわね。ごめんなさいね。」って言われたのです。私とは別の種類の人間で、言いたいことは言うけど、腹は無い人なんだなと思いました。

 

考え方は人それぞれなんだな。私もうるさい人だと思っていて、申し訳なかったなって思いました。今度お会いした時には、ちゃんと言い過ぎたことをお詫びしようと思っています。

 

みんな、それぞれ自分の物差しで物事を計っているけど、お互いに理解することって、大切なんだなと思いました。せめてせめて、少なくとも家族ぐらいは、理解しあえる関係でいたいなと思いました。

 

ブログを読むと、本当に色んな考え、色んな世界の人がいるんだなって実感しています。また、興味深く読ませて頂いています。勉強させてもらってます。ありがとうございます。