私の子育て日記 息子編➀

子供が自発で勉強してくれる方法ー母の反省から

 

小さい頃から、子供の話をよく聞いてやりたいと思っていましたが、息子は幼稚園から帰ってきて、「幼稚園どうだった?」って聞くと「忘れた。楽しかった。」しか言わない子供でした。(*´ω`)上の娘二人は、そんなころには自分の話を聞いて欲しくて、「ねえ、お母さん聞いて聞いて!」って子供だったのに、男の子って難しいなと思っていました。でも、懲りずに毎日毎日同じことを聞き、同じ返事をくりかえしで年月は過ぎました。

 

そんなんだから、国語力というものが全く育ちませんでした。(´;ω;`)

 

また、ほんとにこれは私の反省ですが、上のお姉ちゃん2人の事で忙しい時には、ゲームもさせていました。ゲームが悪いってわけではありません。でも、幼稚園時代にお姉ちゃん達のことで忙しいから、ゲームに子守り、言い換えれば星のカービィと仲良しさんにしてしまいました。(-_-メ)

 

母も一緒にゲームすれば、親子のコミュニケーションも出来たのかもしれませんが、なにせ国語力の無い息子に、何度ルールを説明されてもさっぱりわからない。(*'▽')

 

まいっか、楽しそうにゲームしてる息子をみるのは母としても幸せだし・・・なんて、親バカならぬ、とうとうバカ親になっていました。(;_:)

 

でもね、受験ってあるんですよね。とほほ。

 

高校受験の時に、とうとう母ちゃんは鬼と化してしまいました。何ばしらだったろう?(*_*;

 

中学校に入ると同時に、それまでリビングにあった勉強机を、2階の息子の部屋に移動させました。たまたま(だと願いたかった)部屋に入るとすーーーっとゲームしてるんですよね。他でも書いた”おじじ塾”に、中3から息子も入り、それなりに成績も上がったのに、部屋に行くと毎回ゲームしてたら、母はがたがた言いたくなりますよね。それもね、私が良くなかったのだけど、「ゲームばっかりしてたら、落ちるよ!」「何してるの勉強しないとだめじゃない!」と言ってしまい、悔しいと思って欲しいからの言葉だったのですが、それは息子には通じていませんでした。(´;ω;`)

 

結局、5校受けて、第4希望と第5希望が合格しただけでした。それなりに成績があったのに、母ちゃんはしばらくしょげました。(;_:)ぴえん。

 

でも、息子は同じ中学から行った友達がたくさんいて、なんだかうれしそうでした。

 

ある日、次女に相談しました。「なんで○○は勉強しないでゲームばっかりしてたと思う?」次女の答えが、「現実逃避じゃない?落ちる落ちるって思ってたら、怖いじゃん」

 

私は、その言葉にはっとしました。子育ての勉強で、”子供に勉強して欲しかったら、勉強してない時にしなさいというのではなく、してる時にほめましょう”って教えてもらったのを思い出しました。どうしても、人間って出来てないことを直そうとして、出来てることはあたりまえにしてしまいがちですよね。ちゃんとおじじ塾で頑張ってた息子の努力はあたりまえで、家でゲームしているのを、もう!!って思ってました。落ちるとか、ダメとか、ネガティブな言葉を息子に吐いていました。これでは息子の心にダメを植え付けてしまいますよね。反省

 

子育ての勉強で、もう1つ教えてもらいました。子供の出来てない所を直そうとするのではなく、出来てるところを認めていくと、それに伴って他も出来るようになると教えてもらいました。全く反対の事をしていました。( ;∀;)

 

学校はそうなの。だって試験って点数であらわれるでしょ。悪い所を改めなさいでしょ。でもさ、それは学校の役目。お母さんまでそっち側に行ったら、子供の心を追い詰めてしまいますよね。

 

なんなら、息子に「お姉ちゃん達は良く出来るのに、(実は次女はそうでもだったけど(*^▽^*))、あんたは何してるの!」なんて言ってしまい、それを息子が学校の先生に相談して、逆に先生に、私がたしなめられるという全くお恥ずかしやなこともありました。

 

高校に入ってから、母ちゃんは反省して、ホメホメ作戦に転向しました。

 

もう義務教育じゃないし、母ちゃんはガタガタ言わないと約束しました。ただ、朱に交わるとだれちゃうので、息子は数学が得意だったので、数学だけは1年から大手の塾に行く事にしました。1年の時、模試の結果を見せられて、息子が「英語と国語が・・・」なんて言いましたが、私は「数学がこんなに出来てるのだから、この調子で他も頑張れば出来るよ」と1年前とは真逆の言葉をかけました。(BY 子育ての勉強。むふ)

 

そしたらね、なんと頑張る子になったの。ヽ(^。^)ノ

 

先日息子と二人で話す機会がありました。昔、父に教えてもらった事です。父に人間って、人が見ていない影の努力が大事だと教えられたし、私の今までの人生でそれはとっても役に立ちました。で、息子に「だからしなさいよ」は、毒親の母に言われて嫌だったので、息子に「あなたはもくもくと数学の勉強してるじゃん。だから結果がでてるでしょ。そういうことよ。」と言いました。そしたらね、「数学は共通テスト9割取りたいと思ってるんだ。」って言ったんです。もし、私が毒母のように、子供の頑張ってるところを見なくて、上から「やりなさいよ」って言ってたら、息子の頑張り力を、またへこませてしまってたかもしれない。そして頑張りたいという言葉も出なかったかもしれないです。次女。ありがとう。✨

 

そして、なんとその数日後に模試の結果が出て、数学の偏差値が63と64、物理が65だったみたいです。ま、英語と国語は・・・なんですけどね。とほ。

 

子供ってホントに親の言葉のかけ方で変わるものですね。

 

長女と次女には、そうしてきたとは思うのですが、息子は”めでる”を目標に子育てしてきたので、本人のプライドとかやる気とかを、育ててあげられなかったのかもしれないですね。

 

人間って、自分のことって、わかっているようでなかなかわからないですよね。人の言葉で、自分ってこんないい所があったんだって、気づく時ってありますよね。ほんとはたくさんいいものを持ってるのに、勝手に自分のダメなところを探してしまいがちですよね。なら、母ちゃんくらい、子供の頑張ってるところを見て、言葉に出してやらないと、とまた思いました。

 

先週息子が、私立大学のオープンキャンパスに行ってきました。息子は目をキラキラさせて、「良かった!」って帰ってきました。第1希望は国公立だけど、その大学なら母ちゃん的には願ったり叶ったりです。授業料も安くて設備も整っています。明日は本命のオープンキャンパスです。これからどうなるかはわかりませんが、息子が目をキラキラさせて通ってくれるなら、息子が輝けるならどこでもいいかなと思い始めています。

 

これからもずっと子供の自発力が育つよう、キラキラしたお目目でいられるよう、子供に暖かい言葉をかけてやりたいと思いました。