私の子育て日記 着物とコスパ②

前回、着物とコスパについて書きました。

 

teruyamayouko.hatenablog.com

着付けが出来ると結婚してからの行事に出るのにコスパがいいのではと書きました。

人に薦めるからには、自分の娘にもと思い、社会人1年目の長女に、子供の行事に着物で行くと、どんなにコスパがいいかと言うことを切々と訴えました。

 

でも、長女の反応は「ふ~ん」とか「気が向いたらね。」とかつれない返事でした。

 

「お友達の結婚式も、振袖があるんだからそれで行けばいいじゃん。ま、確かに結婚式のおいしいお料理を、全部食べるのは苦しいかもしれないけど。」って言おうとしたら、食い気味に「それはやめとくわ。」って即答されました。(;_:)

 

確かに、うちの娘は食べることが三度の飯より大好きで(ん?)温厚な娘なんだけど、何か食べている時に、「一口ちょうだい。」って言うと、親の敵に会ったかのように(親ですけどね。(*_*;))いや~な顔をするんです。確かにおいしいものが食べれないのは、娘にとってきついのかもしれないです。

 

そこで長女が続けました。「それに、お友達の結婚式に、何を着て行こうかなって考える楽しみも無くなっちゃうじゃん。」

 

確かにそうです。結婚前は私もそう思っていました。でも、結婚して子供を産んで、自分のおしゃれより子供の事にお金を使いたくなって、パンパンのスーツに身を包み、子どもの行事に参加していた母のことなんて、想像もできないし、してたらおかしいかもしれませんね。(あ?痩せれば良かったのか??)

 

うちの姑なんですが、昔和裁をしていて、家で生徒さんに教えていたり、着付けも、近所の人に頼まれて、ちょっとそれで小金を稼いでいたみたいです。私が着付けを習い始めたと言ったら、着付け用のボディとか、練習用の着物とか、「これであなたも縫いなさい」なんて言われて、私なら絶対に買わないであろう値札付きの高級な反物をくれました。

 

自分では縫わんわと思い、着物やさんに縫ってもらったら、いくらぐらいするのか聞いてみたら、今は和裁をする人が日本には数少ないので、一旦、中国に送って、そこで縫ってもらって、また送り返すからと、結構なお値段を伝えられました。多分、私が生きてる限り、反物のままだと思います。(*'▽')

 

そのほかにも、値札付きの、一度も着たことが無いであろう訪問着がありましたが、「これは、私が死んだらあなたにあげるわね。」って言われて、お、おかあさま、あなたが亡くなるころ私は何歳?って言いたくなったけど、言わずに、その言葉は胸の内にしまっておきました。だって、姑って長寿の家系みたいで、姑の母である主人のおばあちゃんも、100歳超えるまで元気だったんですよ。姑は、あと20年は余裕で生きてると思うのです。あと20年したら、私はそんな着物着れる年ではないのに・・・。でも、長女が着てくれればいいのかな、なんて思ったのです。

 

で、それも長女に話しました。「おばあちゃんが、まだ着ていない着物をたくさん持っているから、○○ちゃんにもらえると思うよ。」って言いました。

 

そしたら、長女が、

 

「そっか~。じゃあ、うろっかな~。♪」と一言。

 

あ!

 

私が、ブックオフで安いと思って買った着物って、こうやって店頭に並んでいくんだなって思った瞬間でした。(*'▽')

 

姑が苦労して夜なべして縫った着物が、孫によってブックオフへ・・・

 

物を買う時は、本当に必要なのか良く考えなくてはと思った瞬間でした。

 

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