私の子育て日記 次女➂

前回の続き

 

次女の話です

次女は、中一の時に社会のテストで16点を取り、通知表は2でした。担任の先生が社会の先生だったのですが、通知表を渡すときに小声で、「がけっぷちだよ。」って言って下さいました。私は子供を塾に入れるのはあんまり良しとしてなかった、というか3人いるので経済的に塾に入れるのは無理だったし、勉強は学校でやってるんだから、塾に入れるお金があるなら、学校では習えないものに使いたいと思っていましたが、さすがに崖っぷち宣言されては、自力も難しいだろうということで、塾に入れることにしました。

 

実は私、大手個別指導塾でパートした経験があり、大手の限界を感じていました。そこで、いい所を見つけました。近所のおじさんがやってる個人の塾です。そこの塾の素晴らしい所は、なんと宿題がない!そもそも勉強が出来ない子って家でちゃんと復習したり宿題しないから、成績が上がらないのに、塾で宿題だしたってやるわけないじゃん。で、やってなくて怒られる。で、もっと勉強が嫌になる。でもね、そこは週3回2時間先生の作った問題をやり、出来なかったら何度も同じ問題を繰り返す、寺子屋みたいな塾でした。特に社会みたいな、語句を覚えるとかが苦手な次女にはぴったりでした。なんとか崖っぷちからは逃れられました。他の所に書きましたが、そのころバトンとピアノを習っていて、学校から帰ってすぐ塾に行き、その後、電車に乗って習い事に行くというハードな生活でしたが、なんとか、乗り越えられました。

 

いい先生なんだけど、ちょっと昔ながらの先生で、出来ないと頭をたたくらしいので、困ったなと思っていたら、次女は家では先生をおじじと呼んでいたのですが、「おじじに今日も頭叩かれてさー、○○ちゃんがピンつけていくと、ピンじゃないとこ叩くんだよー。自分の手が痛いからだよー。」って言ってました。なので、母は生け花の剣山をつけていくことをお勧めしました。(*^▽^*)

 

私は、そのころ少しだけ生徒をとって、家で英語を教えていたので、やり方は教えてあげるよって言っても、反抗期真っただ中で、「そんなん、自分でやるからいい」と聞いてくれませんでした。( ;∀;)でも、中三になると、「お母さん!勉強教えて、なんでもやります。なんでもいう事聞くから!」と言いました。そこから、すっかり反抗期が収まりました。高校受験ってこんないいこともあるのかと思いました。勉強といっても、私は英語以外はほぼ呪文。(*_*;でも、次女が間違えた問題を紙に書き写してやったり、次女が勉強しやすいようなお手伝いをしました。

 

でもね、次女って優等生の真逆なんですよね。塾の先生もおじじ呼ばわりするし。英語の教科書しか見てないけど、多分他の教科書にもそうしてたと思うのですが、まさしく画伯ともいえる素晴らしい落書きがしてあって、先生の望む従順な出来のいい子ではありませんでした。なので、受験に必要な通知表の成績がぱっとしませんでした。態度点とかもあったんでしょうね。模試ではそこそこ取れるんだけど、結局通知表はオール3にも届かない成績でした。(´;ω;`)

 

高校は、私立は3校、公立は2校うけました。公立は、通知表の成績が関係するので、ここぐらいだねって決めたのですが、私立は3校受けられるんだから、1校はチャレンジしてみようということになり、日程の関係で、とてもじゃないけど次女には無理めな高校を受験しました。記念受験ぐらいの気持ちでいました。

 

そしたらね。うかっちゃったの。( ゚Д゚)偏差値65の私立高校。

 

格通知を受け取る日も、私は息子のピアノのコンクールの日で、次女から興奮して電話があったけど、あんまりよく聞いてなくて、「ちょっと今忙しいからあとからかけるわ」って電話を切りました。切った後で

 

え”!?

 

って思って電話をかけなおしました。

 

こんなこともあるんですね。ある人から、「ご縁のあるところに行くんだから、心配しなくていいんだよ」って言われたんだけど、確かに数学のテストの終了間際に、あ!ひらめいた!って思って、最後に答えを埋めた問題もあったらしい。ご縁があったのかしらね。でも、全く思ってみなくて学校説明会にも行ってなくて、周りの友達にもびっくりされたみたいです。長女はここでも優等生で、「この成績で入った人がいるって後の人が知ったら、がんばろうって希望になるよね。」なんて言ってました。その時の次女の勉強のモチベーションもちょっと笑えました。「○○ちゃんはね、落ちたら死ぬって思って勉強してたんだよ。」ほんとにほんとに次女はあのころ勉強頑張ってた。でも、高校に落ちても死なないよって、言ってあげたかった・・・(*^_^*)

 

でもさ・・・もう卒業したし、時効だと思うから白状するけど、ふざけた答えを書いたら即不合格だったらしいのですが、次女は、女性の自立をうたった平塚らいちょうの作品は?って問題で、わからなくて、”女性自身”って書いたらしい。(*'ω'*)それは、お母さんが歯医者で読むやつだよ(*^▽^*)って思いましたけど、受かって良かった。ただ、次女のために言わせてもらうと、次女は決してふざけてはなかった・・・(*^▽^*)

 

ちょっと長くなったので、次に続きます。